12月5日(金)3、4校時に「しあわせ福井スポーツ協会」からゲストティーチャーをお招きし、卓球バレーと陸上伴走体験をしました。

 卓球バレーでは、体の不自由な人も、お年寄りも小さい子もだれでも楽しくスポーツできることをめざし、競技が工夫されていることを学びました。今回は、全員が車いすで生活する人になったつもりで体験しました。ルールの説明を聞き、あっという間に覚えた子どもたちは、すぐに夢中になりました。スマッシュを決めたくて、思いっきり返そうとしますが、ネットの下に球を通さねばならず、浮き上がってしまったり、思った方向へ行かないなど、苦戦していました。球は、転がると音が鳴る特別なものでしたし、ラケットも板状のもので、厚い部分や薄い部分を考えてパスやアタックを打たねばなりません。チーム6名で工夫したり、考えたりして楽しんでいました。この競技で、どんな人とも楽しく関われることを知り、みんなに広めたいという声が上がりました。

  

  

 陸上伴走体験では、2人で紐を握り合い、走っていきます。友達とペアになり、一人はアイマスク、一人は介助者となって、始めは歩くところから体験し始めました。コーンのところで曲がるのですが、真っ暗な中進むのは、本当に怖くて、「次、右に曲がるよ。」「まっすぐ進んで・・・もうすぐ左だからね。」と優しく声をかけながら進んでいきました。慣れてきたところで、いよいよ伴走です。走るときは、もっと不安になったようです。最後に、実際に目の不自由な方(ゲストティーチャー)を伴走することになりました。友達と走ったときよりも、慎重な様子が伺えました。また、伴走者のゲストティーチャーの方とも走ってみました。「走りやすかった。」「安心できた。」という声が聞かれました。中学生になって、菊花マラソンで伴走体験など、できるといいねなどと話しながら、今回の体験を終えました。伴走をするというのは、相手の気持ちに寄り添い、もう一人の安全な走行範囲を確認しながら走らねばならず、大きな責任が伴うとともに、思いやりの大切さを改めて感じ取っていました。

 2つの体験ともに、貴重な体験となりました。ゲストティーチャーの方々に心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。