10月27日(金)に、越前市社会福祉協議会の職員の方、お二人をゲストティーチャーとしてお招きして、車いす体験を行いました。あいにくの雨でしたので、体育館で行いました。

 1つ目のコースは、坂コース。下り坂は、スピードが出すぎるので、車いすを押すなどの介助をする児童は、スピードを抑えながら、対応しなければなりません。また、上り坂は、重くなります。車いすに乗っている児童を思いやりながら、車いすを押して世話する様子が見られました。自力で上り坂を上ることにもチャレンジしてみました。思ったより、腕の力が必要で「腕がだるくなった。」という声も聞こえました。

 2つ目のコースは、ジグザクコースとマットコース。始めは、車椅子を押しながら、進みました。マットの上に乗るときには、後ろの足をかける部分を押すことで、前輪が上がり、車いすをスムーズにマットに乗せることができます。介助をする児童も、車いすに乗っている児童も、優しそうな表情で活動できていました。次に、自力で車いすを押しながら、このコースを進んでみました。右や左への方向転換は、タイヤの回し方のバランスに気をつけることでできます。マットの上に乗ることは、自力ではなかなか難しかった様子。苦労も味わえました。

 お天気がよければ、アスファルトの上を進み、歩道のガタガタやスロープなども体験することができました。今回はあいにく残念でしたが、体験を通して、車いすでの行動の不自由や不便さも感じ取ることができたのではないかと思います。終了後、「車いすの人が、何か困っていたときには、『お手伝いしましょうか』と声をかけたいです。」という感想も聞かれました。ほほえましい時間となりました。

 ゲストティーチャーの皆様、貴重な体験をありがとうございました。