子供たちが田植えをした田んぼを見に行ったら、誰が植えたのか分からないぐらい(失礼)、辺り一面見事に苗が立ち並んでいました。当初は細ネギの先端のような苗がところどころに見られたものです。味真野の肥沃な田、苗の生命力、そして田植えの後に補填してくださった地域の方々のお心配りと子供たちの米作りに対する驚くほどの純粋な思い。それらがうまく結合した結果だと感じました。

 さて、そのような順調に育っている稲をさらに手助けしようと、子供たちはかかしを田に立てることを計画しました。そして今週は、どんなかかしにするかを話し合いました。

  写真は、各班が考えたものをアピールしています。「歴史人物」「はぴりゅう」「妖怪」「十二支」など、子供ならではのカテゴリーが挙げられました。そのあとは質疑応答。

「歴史人物は黒田官兵衛、織田信長、武田信玄など、『田』のつく人をそろえます。きっと田を守ってくれるでしょう。」「でも、武士は人を斬るので、恨まれるかもしれません。」「でも、顔が怖そうなので、スズメが近寄らないと思います。」「怖すぎて、益虫も逃げ出したらどうしますか。」―

 白熱した討論の結果、かかしのカテゴリーは「昔話」に決定。そしてその内容も、熱い熱い話し合いを経て、

 ◎桃太郎 ◎浦島太郎 ◎金太郎 ◎花咲かじいさん ◎一寸法師 ◎かぐや姫 ◎乙姫 ◎笠地蔵

に決定しました。来週から制作開始です。