6年生は理科の学習で「動物のからだのはたらき」について学習しています。4年生の理科では、動物のからだの「骨・筋肉・関節」など、「外科」的なことは学習しました。6年生では、どちらかというと「内科」的な学習をします。

 子どもたちはどのくらいの知識を持っているのか確かめるため、「食べ物は口から取り入れてどこを通って行くと思う?」と聞くと、いろんな意見が出ました。子どもの中から「小腸」「大腸」をはじめ「肝臓」「十二指腸」などいろんな臓器の名前が出てきました。それだけ聞いたことがあるんですね。

 さて、今回は食べ物の通り道の入り口である「口」に注目しました。みなさん、口の中に食べ残しが残っていた経験はありませんか?たとえば口の奥の方にご飯つぶが1つ残っていた・・・とか。え~・・・ちなみに先生はよくあります(笑) 

 そのご飯つぶですが、はじめに口に入れたときより、ほんのり甘い味がします。子どもたちにそんな経験がないか聞いてみると、「ある!」という子が数人いました。ご飯はそんなに甘い味はしないはずなのですが・・・ふと、食べ残しで口の中に残っていたご飯つぶには甘味が感じられます・・・ということは、口の中で「ご飯つぶが別の何かになった」可能性があるわけです。子どもたちに推論するように仕かけます。

「だとすると何が関係してくる?」・・・「口の中の『つば』じゃないか?」

「つばは『だ液』といいます。みんなの推論から考えると、『だ液」を使った実験をしてみなきゃね」

ということで、だ液を使って実験をしました。ご飯つぶの中には「でんぷん」という成分が豊富にふくまれています。5年生の時に「でんぷん」については学習し、ヨウ素液に反応することも知っていたので、結果が「もしこうなれば、こういうことが言える」というのはすぐに理解できていました。あとは自分の目で確かめるだけです。

 

 3組の子どもたちは、ストローを使って自分たちのだ液を採取して調べました。だ液のひみつが分かったかな?2組のみんなは、今度の理科の時に実験します!