6年生は理科で「物の燃え方と空気」について学習しています。火のついたろうそくに集気びんをかぶせてしばらくすると・・・火は消えてしまいます。1組では、動画でその様子を見せた後、「集気びんの中のろうそくの火を燃やし続けるにはどうしたらいいか?」と問いかけました。

 「下の方にすき間を作るといい!」「いや、上の方を空けると燃え続けると思う」

 「えっ?でも、あたたかい空気って上に行くんじゃなかったっけ?」

 「上が空いてなかったら、あたためられた空気が出ていく場所がないじゃん」

子どもたちは、いろいろ勝手に議論し始めました。

 「じゃあ、上と下にすき間を作るといいんじゃ?」

ということで、出てきた意見が3つ。「上にすき間を作る」「下にすき間を作る」「上と下にすき間を作る」です。今年は2組・3組にも理科の授業に入っていますが、同様な意見が出ました。(3組だけは、「びんの真ん中あたりを空ける」というおもしろい意見も!)

 1組では、先に実験して自分の目で確かめました。どんな風に実験すれば確かめられるのか、自分たちで考えていたので、スムーズに実験に取り組んでいました。

 実験してみると、「上の方だけすき間を作る」の結果だけ分かれました。「うそや?」「どっちなんやろ・・・?」

 もう1回「上の方だけすき間を作る」を実験してみました。2回目はすべての班が同じ結果になりました。

(どんな結果だったかは、ぜひお子様に聞いてみてください♪)

「なんでこんな結果になったと思う?」と聞くと「空気が入って・・・」「周りの空気が・・・」

「なるほどね、空気が入ったんならそれが見て分かればいいんやけど、目に見えんしなぁ・・・」というと

「先生、線香の煙!」

子どもたちの思考力はすごい!今度はけむりを使って同様の実験をし、空気の動きを目で見て確かめます。