春近し。南風が心地よい青空の下、越前の里に出かけました。 

 でも、卒業前の思い出作りではありません。「あるもの」を探しに行く、ちゃんとした総合学習の一環です。

 「あるもの」とは、田んぼや溝などで時折見かける、水面に浮く油膜のようなものです。

  ありました! 指でつつくと、膜が割れるではありませんか。ということは、油ではありません。そこで次の時間は、これはいったい何なのか、パソコン室で調べました。

 膜の正体は、鉄バクテリアに関係するものだということがわかりました。膜の下に沈んでいる茶色い土も、その類です。「鉄」がつくということは、鉄に関係するに違いありません。次回は、それを使って実験してみます。