前回見せていただいた、幻の釜と言われる「竹梅文越前芦屋釜」。その原料の砂鉄は越前産なのだそうですが、では一体、越前のどこの砂鉄なのでしょうか。一説によると南越前町の日野山周辺だといわれています。しかしもっと近くの文室には鉱山がありましたから、砂鉄が採れた可能性があります。そのいずれにしても遺跡は未発見で、裏付けとなる文書も残っていないのが現状です。 
 それをつきとめるため、今回からの学習は、味真野の地名(小字名)を追究していくことにしました。地名の由来は歴史そのもの。まさに先人からの生のメッセージです。
  ということでまずは一人一人が、小字名の表記された味真野の地図を作りました。9枚の地図を切り貼りしますから、けっこう難しかったようです。

 そして次に、自分の家のある所が何という小字にあったのかを調べていきました。

 

 学校の場所と主要道路だけで昔の地図上の自分の家の場所を特定するのですから、6年生にふさわしくかなり手ごたえのある作業です。同じ地区どうしの子供たちが集まり、相談しながら見つけ出していきました。難しいからあきらめるのではなく、逆に生き生きと作業に励む子供たち。さすが6年生だと頼もしく感じました。