2か月遅れましたが、6年生の総合的な学習活動が始まりました。

 まずは昨年度の復習から。ちょうど昨年の今頃、小南清水を発見したのは記憶に新しいですね。記念の木碑を建て、タイムカプセルを埋めました。実は4月に、木碑が倒れていないか心配で小南清水を訪れました。すると清水はのびのびと1本の小川となり、下部に流れる大きな川に合流しているではありませんか。1年前、保護者の方といっしょに周囲をきれいにしたので、流れを妨害する泥や枝葉の邪魔がなくなったからでしょう。とめどなく流れる清水を、とても良い気分で見つめ続けました。 

しかし! 木碑はしっかり立っていたもの

の、なんと「清」の部分が!! クマがバ

ーンとたたいた? いや、それなら倒れる

はずだ。 鹿が食べた? シロアリかも!

子供たちはいろいろ想像していました。

20歳までもつといいのですが。

 不思議といえば、「鞍谷では秋に霧がかからない」も7不思議のひとつです。五分市や余川までは信号も見えないくらいに霧で真っ白だったのに、桧尾谷から蓑脇にさしかかろうとする所で、まるで手品のようにいきなり霧がなくなった動画を見て、子供たちは「おおっ!」。「こわいぐらいにおかしい」「自分の目で見たい」「味真野不思議スポット1位になりそう」「とうめいな壁があるみたいだ」「自分の地域をじまんできる」「世界びっくりぎょうてんニュースに出したらいい」など、子供たちの驚きと興奮は大きかったようです。

 五分市あたりの濃霧  鞍谷地区では青空
  手前が鞍谷地区  なんでこうなるのかな

このように、鞍谷の7ふしぎについてはまだまだ調べたいことがたくさんありますね。子供たちは一生懸命考え、自分の考えをワークシートにまとめていました。

 最後に、今年のテーマを発表しました。先月、一人の6年生が文室のダムで拾ってきたものが、期待通り鉄を作る過程で生じる鉄滓(てっさい)だと判明したので、今年は「鉄」を追究していきます。味真野と鉄、いろいろと係わりがあります。それにしても味真野はおもしろいことがどこからでも湧いてくるので、本当にすごいところですね。