今日は6年生になって2回目の登校でした。今日からは新1年生が集団登校に加わりましたから、最高学年であることを、少しだけ実感できたのではないでしょうか。

 前回の登校では、国語の教科書何十ページにもおよぶ視写をしてきたり、理科と社会の問題づくり100問を一つも手を抜かず、よく考えられた良問ばかりをノートにぎっしり書いてきたりした子がいて、感心させられました。思わず笑みがこぼれてしまうユニークな日記や、展開が論理的に流れる高度な作文も少なくなく、苦労しながらも毎日がんばって長文を書いたんだなと、読ませてもらいながら、伝わってくるその健気な心に心打たれたことも多々ありました。そして今日も前回同様、しっかりと宿題を提出することができました。みんながんばっていますね。

 さて、「サマースライド"Summer Slide"」という言葉をご存知でしょうか。これは「夏の間に、学校で習った学力、生活習慣を全て忘れてしまう」という意味で、6月から2ヶ月以上の長い夏休みに入るアメリカでは毎年、このサマースライドが教育の現場で深刻な問題になっているそうです。がんばった子ががんばった分、差を広げるだけならともかく、あまりがんばらなかった子の学力は日ごとに下がっていくので、差がますます広がっていくというわけです。それであるアメリカの学校では、夏休みの前に保護者を集めて集会まで開くとか。

 今回の新型コロナによる休校が、アメリカの夏休みと同じぐらい長くなりました。アメリカではサマースライド対策として、その有効性が強く叫ばれているのが、読書です。もちろんアメリカの学校と味真野小学校とは全然ちがうのですが、今日行なった漢字の50問テストで、言語環境からやや遠のいているのではないかと推測される答案が若干見られました。県や市の図書館が利用できるようになった現在、ぜひ本をたくさん読んでほしいと思います。休みだからこそできる、絶好の機会です。また、今回の宿題では「音読」を出しました。音読の力は多大です。1日30分、しっかりと音読し、きたるべき学校生活にいつでも対応できるよう、口・耳・脳を動かしておいてください。

 それではまた来週、6年生の元気な笑顔を見られることを楽しみにしています。