17日の指導主事学校訪問では、放課後に低・中・高学年の共同参観授業の検討会が行われました。各部会には指導主事の先生方に加わっていただき、助言をいただきました。今回は、新しい試みとして、担当学年の垣根をこえて様々な学年のメンバーが各部会の研究協議に参加しました。例えば、高学年部会に1年担任や4年担任が参加しているといった感じです。今年の研究テーマである「主体的に学びを深める授業をめざして~タブレットを学びのツールに~」を中心に話し合われましたが、他学年の取組や児童のタブレット活用の様子を情報交換することができて、大変有意義だったようです。

 日程の最後に全体研究会が持たれ、各部会の協議内容が紹介されました。例えば、児童のタブレット操作の習得は予想以上にスムースであるということ。高学年では、より良い方法を児童から教えてもらうことも多いそうです。また、各児童の意見や感想をすぐに共有できる良さがあること。反面、児童が口答で発表する場合と比べると意見が伝わる力が弱いこと。など興味深い報告が続きました。研究主任の木下先生からは、「とにかく使ってみよう。」という積極的な実践の積み重ねで、目標としていた「筆箱を使う頻度での活用」には到達しているという総括があり、指導主事の先生方からのご助言を受けて授業研究の一日を終えました。