24日、「鞍谷の7ふしぎ」についての情報を得るため、子供たちが鞍谷地区(蓑脇町・中居町・入谷町)に繰り出しました。

 路線バスで、いざ出発!  

 暑さにも負けず、坂道にも負けず、子供たちは町中を歩き回りました。風穴・小南清水・木の葉の化石については特に情報がほしかったのですが、子供たちはそれらのこともしっかりと聞き取ることができ、大収穫です。

 そして最後には、7ふしぎの1つとされる『はたおり石』の場所を発見しました! 石の中からはたおりの音が聞こえるということから『はたおり石』と呼ばれたこの大きな石は、ずっと以前は田んぼの中にありました。稲作のじゃまになるので、田んぼから離れた場所に運んだところ、なんと一晩で元の田んぼに戻っていたということです。それ以来、誰もその石を動かそうとはしなかったということですが、昭和~平成の土地改良事業のときに、今の場所に移したそうです。

写真右がはたおり石。走ったので疲れています。 はたおりの音は聞こえるかな?

 忙しい時期なのに農作業をやめて話をしてくださったり、「この人が詳しいよ」とわざわざ紙に名前を書いて手渡してくださったり、トイレを提供してくださったり、関係する本を貸してくださったり、しばらく子供たちといっしょに歩いて案内してくださったり…。鞍谷の方々は、子供たちに対して本当に温かく接してくださいました。今回の訪問で得た7ふしぎの情報は期待以上のものがありましたが、人の情けやまごころに出会えたことが、何よりもの収穫だったのではないかと感じます。蓑脇町・中居町・入谷町の皆さま、ありがとうございました。