越前市出身のフェンシング選手である佐藤希望さんが来てくださいました。

 まずは、体育館でフェンシングの動きを取り入れた活動をしました。競技でも使われるフランス語の合図に従って、一つ一つ動きを確認しました。

 

 普段はしないような体勢だったので、足や手がプルプル震えている子もいました。その後は、教えていただいた動きを取り入れたリレーをしました。バトンは本物のような形をしたプラスチック製の剣。テンションが上がります。じゃんけんなども取り入れてくださり、終始楽しんで活動することができました。

 

 その後は教室で、目標を達成するためにどんな気持ちで日々過ごしていたか、どんな生活をしていたかなどを詳しく教えていただきました。お話がとてもわかりやすく、子供たちは自分の生活と比べながら、前のめりに話を聞いていました。

 質問タイムでは、「1番辛かったのはいつでしたか」「剣の長さや重さには規定がありますか」「どうやってフェンシングをするためのお金を集めているのですか」「オリンピック期間はどんな食事をしていましたか」など、たくさんの質問が出ましたが、一つ一つ丁寧に答えてくださいました。

 最後の写真撮影では、自然とフェンシングポーズをとる子も。

 越前市の身近な人がオリンピックに出るという夢を叶えたお話は、とても心に響くものがあったようです。

 5年生が今持っている夢の小さな種が、自分の努力とまわりの人の応援によって立派に育ち、大きな花を咲かせられるように、毎日を大切に過ごしていきたいな、と改めて感じました。佐藤選手、ありがとうございました。