総合的な学習で、縄ないを行いました。もみをはずしたわらの使い道や縄ないのやり方は、調べ学習ですでに知っていますが、果たして上手にできるのでしょうか。

この日も、地域の方を4名講師としてお招きして、縄ないのやり方を教えていただきました。子どもたちは、縄をなうグループとわらを柔らかくするグループに分かれそれぞれ体験をしました。縄をなうグループは、講師の方が用意してくださった柔らかいわらを使い、縄ないに挑戦!わらを2本ずつ両手に持ち、手のひらをこすり合わせるようにしてわらを撚っていきます。やり方を知っていても実際にやるのとは大違いで、最初はみんな苦労していました。お家の人も挑戦してくださいました。・・・が、皆さん苦労されていました。

講師の方が丁寧に教えてくださったおかげで、少しずつ上達してきました。コツをつかんだ子は、順調に長さを伸ばしていき、縄跳びや大繩ができるくらいの長さになっていました。うれしそうに縄跳びをしていました。

縄をなう機械や俵編み機も見せていただきました。

最後に、わらじを編んでいくのを実演していただきました。先ほどみんながなっていた縄と同じものを使って丁寧に作っていく様子を、子どもたちは真剣なまなざしで見ていました。

この一年間、米について多くのことを学習してきました。米には無駄なものがなく、わらやぬか、もみ殻などもすべて利用できる、大変素敵な食べ物ということを学ぶことができました。それと同時に、苦労や先人の知恵なども学んできました。地域の方の協力があったおかげで、大変実りの多い学習となりました。協力してくださった皆様、一年間どうもありがとうございました。