福井弁護士会いじめ防止授業プロジェクトチームより、弁護士の吉川健司さんに来ていただき、6年生全員が「いじめ防止のための授業」を受けました。

最初に、弁護士の仕事は、『基本的人権と社会正義を実現する仕事』だとお聞きしました。

分かりやすく言えば、『自分も含めたみんなが幸せに暮らせる社会を作る』ということです。

授業では、友達に借りたゲーム機を無くしてしまったことで、周りからひどいヤツだとうわさされるようになったという事例を使いました。

貸した人、借りた人、うわさを広めた人、周りで何もすることができなかった人の、それぞれの立場で考えました。

いじめを止めるために何ができるか、自分で考えた後、グループで話し合いました。

何もしないことや無関心であることは、いじめに対して「小さなYES」のメッセージを送っていることになります。

自分にできる、一人一人の「小さなNO」は、集まれば「大きなNO」になります。

これが正解というものはありません。

話を聞くことだけでもいいのです。

その子にとっては、誰かに聞いてもらえることが、大きな力になります。

誰もが自分らしく生きていける社会を心にとめて生活していきましょう。