愛星認定こども園より保育参観の案内をいただきました。

 今回は、3歳児4歳児5歳児の縦割りグループで活動をしている様子を見学しました。

 

 このような場面がありました。

 園児:(両面テープを持ってきて)「先生、切ってほしい。」

 先生:小さくテープを切って園児に渡す。

 園児:「先生、違う。もっと(長いの)。」

 先生:「どのくらい欲しいのか、教えてくれる?」

 園児:「このくらい」(ジェスチャーを交えて伝える)

 先生:「分かったよ。長いのがほしかったんだね。」

 その園児は、自分の髪にリボンをたくさんつけてアイドルのような格好をしたかったようです。

 要求があると、いろいろな選択肢をこちらが用意して提示し、子どもがYESやNOで答えやすいようにしがちです。そのような関わりが必要な場合もあります。子どもたちは言葉でうまく伝わらなかったら、ジェスチャーで伝えるといった方法を使って何とか自分の思いを伝えようとします。その思いをくみ取って、上手に引き出す先生のかかわりは、大変勉強になりました。この園児は、『(次も)先生に伝えたい』『伝えよう』と思ったに違いありません。

 最後は、輪になって振り返りをしていました。5歳児さんが司会進行をしたり、発表したりしていました。また、縦割り班の活動ですから、5歳児の活躍が3歳児、4歳児によい刺激となっています。よい見本があることで、発表の仕方、聞き方を学んでいる様子が分かりました。