丹南地区の若手農家の方に、お話を聴きました。

 牧野さんは、宮崎県から福井にいらっしゃって今年で7年目で、5年生が稲作を経験した田んぼのすぐ近くで農作業をすることもあったのだとか。この日は大豆について、クイズ形式で楽しくお話ししてくださいました。最後に、この日配った大豆(の種)を決して投げてはいけないとおっしゃったのが印象的です。大豆1粒でも命、どんな命でも決して粗末にしてはいけないと訴える姿に、農家としての信念を感じました。

 野村さんは花農家です。大阪から、おじいさんの故郷である南越前町に来られました。この日は終始おだやかな口調で話を進められましたが、随所に花への熱い思いが伝わってきました。休日のイベントではマルシェに呼ばれて、花の販売もなさっているそうです。花農家になった理由は、花が好きだったというより、花好きな人間が好きだったからかもしれない…とか。深くて素敵ですね。

 終わりのあいさつをした後、何人もの子が残ってお二人を囲み、いくつも質問をしていました。実際のプロのお話にひきつけられるものがあったのでしょう。