2011年 駅伝大会の後、急変し、尊い命を失ったあすかさんの事故。5年生のみなさんにも助けられる命がある、と南越消防組合中消防署の救急救命士の方がおいでくださり、5年生に「命を守る 心肺蘇生 AED」の授業をしてくださいました。

 

 

私たちができる救急救命の手順を学びます。 ① 周りの安全確認 ② 呼吸・意識の確認 ③ 周りの人に助けを求める(119通報、AEDを頼む)④ 胸骨圧迫(救急車が来るまで続ける) ⑤ AED(音声指示に従う、ずっとつけておく) ⑥ 救急士に引き渡す

     

 「もしも誰かが突然たおれたら?」授業を受ける前のみなさんに問いかけます。「先生を呼ぶ」「保健室につれ行く」「心臓マッサージをする」・・・と意見が出ます。学校のAEDの場所は?「体育館入り口左側」消防署の方がみんなの知識に関心して、今は心臓マッサージとは言わず「胸骨圧迫」ということ。心臓のマッサージではなく、心臓が正常に動いていないと脳に血液が送らなくなるので、それを防ぐために「胸骨圧迫」をすることや、救急車が来るまで続けなくてはいけないことなど、教えていただきながら、実技見学をしました。今年は 全員がAEDの実技をすることは感染症予防のためできませんでした。しかし「私たちも命を助けることができるようになる」と、みんな真剣に授業に取り組みました。お話を一生懸命聞き、その場で一斉に「胸骨圧迫」の練習をするときも、まじめに取り組みました。さらに授業の後も、「意識が戻った後はどうしたらいいのか?」などと質問する人もいるなど、命を助けることについて深く考える授業になりました。