総合的な学習で、脱穀を行いました。前回の授業では、脱穀のやり方を各自で考え、発表し合う活動をしていました。この日は、地域のボランティアの方をお招きして、脱穀に使う道具(千歯こき・足踏み脱穀機)の使い方などを教えていただきました。

 

 千歯こきでは、力を入れて引っ張るのに苦労している子が多かったです。しかし、慣れてくると稲の量を調節して、手早く作業していました。思った以上にきれいに取れていたことに驚いているようでした。

   

  

  

 足踏み脱穀機では、足で踏む作業に気をとられて、稲がもっていかれてしまっている児童もいました。しかし、千歯こきとは違い、一度にたくさんの量を脱穀できることが楽しく、何度も足踏み脱穀機で脱穀に挑戦している児童もいました。

  

 

 

 

 その後、脱穀した籾を集めてふるいにかけた後、唐箕を使って選別の作業まで体験させていただきました。ごみとお米が選別されている様子を見て、どうして選別できるのか疑問に思っていたり、昔の人の知恵に感心していたりする様子が見られました。

 

 今までの活動や今回の体験を通して、手作業での米作りは、力仕事が多くて、手間も時間も多くかかるということを知り、昔の人の苦労や工夫を感じているようでした。これからご飯を食べるときには、このような苦労を思い出し、一粒一粒大事に食べてほしいものです。