今日は、卒業証書の紙漉実習と施設見学・講義を行いました。子どもたちは、夏休みではありましたが、わくわくしながら体験に参加しました。


 まず紙漉実習で、越前和紙伝統工芸士の皆さんのご指導を受けながら、練習漉きを行った後、卒業証書を仕上げました。子どもたちは、伝統工芸士の皆さんの話をよく聞き、3月に自分が手にする卒業証書を緊張した手つきで真剣に仕上げていました。出来上がりにとても満足そうで、今から卒業証書をもらうのを楽しみにしている様子でした。


 施設見学の方では、紙の文化博物館で、展示収蔵品を説明していただきながら、越前和紙の歴史や人間国宝の人々について学習し、越前和紙の伝統やすばらしさを学ぶことができました。また、今月21日に、「越前鳥の子紙」が国の重要無形文化財に指定されたこともあり、そのお話をお聞きすることができ、さらに郷土への誇りを感じることもできました。また、卯立の工芸館では、越前和紙の原料や流し漉きの説明を聞き、実演を見学しました。ユーモアのある説明に児童は楽しく学ぶことができました。
 

 今日は越前市の伝統工業について深く学ぶ機会となり、充実した活動をすることができました。立派な卒業証書を手にするまでの残り8か月、6年生らしくたくましく成長してほしいと願っています。