本校は、越前市西部の白山地区に位置し、各学年1クラス、全校生徒28名、教職員11名(常勤:令和6年4月現在)の学校です。現在の校舎は、山干飯(やまがれい)と呼ばれる台地に平成4年に新築されました。
「豊かな心とたくましい体をそなえ、自ら学ぶ生徒を育てる。」を学校教育目標に教育活動を推進しています。体験学習に力を入れ、地区特産のすいか栽培や希少植物のサギ草栽培などを実施しています。また、地域では里地里山保全活動にも熱心に取り組み、コウノトリを呼び戻す農法にも力を入れています。そのため、本校でも環境学習に取り組み、コウノトリが生きていけるために必要なえさがどれだけ白山地区にあるのかを調べるため、冬水田んぼや退避溝などの生き物調査に取り組んでいます。
少人数の学校ですが、五中には縦割りの活動が多くあり、全校生徒の仲がとてもよいのが自慢です。生徒一人一人が「何ができるか」を主体的に考え、「五中」にしかできないことに取り組んでいます。そして、そのような活動を通して「ふるさと白山」を愛する気持ちを育んでいます。
現在の部活動は卓球部・バドミントン部・アート部の3つがあり、生徒たちは毎日練習に励んでいます。以前は、ソフトボール部とバレーボール部があり、平成12年度に創部した男子ソフトボール部は、5回にわたり北信越大会で優勝して全国大会に出場するなどの成績を残しました。しかし、その後の生徒数の減少に対応して部活動の再編が行われ、平成24年の夏の大会の終了をもってソフトボール部とバレーボール部の活動は停止し、現在に至っています。