総合学習の活動として、継体天皇のゆかりの地である味真野地区を訪れました。味真野地区には継体天皇がお住まいになった鞍谷御所や学問をされた五皇神社、二人の皇子の生誕地だという勾の里・檜隈の里などがあります。

 今回は、まず文室鉱山跡を見学しました。最初の山道は比較的平坦なものの、何本もの倒木がこどもたちの行く手を遮っています。今年は雪が多く、太くて若い木でも折れてしまったのだとか。それでもこどもたちはその倒木を時にはまたぎ、時には下をくぐり、けっこう楽しそうにずんずん道を進んでいきました。そして約15分後、いよいよ最後の難関に差し掛かります。そこは急傾斜、ほとんど崖のような山腹を約20メートル上がらなければなりません。多くの子が四つん這いになり、ボランティアの方に手を引いてもらったり杉の枝を杖にしたりしながら、山に挑んでいました。「がんばれ~」の掛け声が山中に響きます。そしてなんとか全員が崖をクリアし、鉱山跡にたどり着くことができました!

 「でっか!」「えっ、ここ日本!?」「映画のセットみたいや!」など、いきなり眼前に広がった壮大な鉱山跡を目にしたこどもたちは、口々に驚きと感動をつぶやいていました。ちょっとした冒険ができましたね。最後になりましたが、ボランティアの皆様、本当にありがとうございました。大変助かりました。心より感謝申し上げます。