味真野小学校で過ごす最後の1日。

 1時間目は、最後の卒業式練習。予行を終え、一人ずついただく卒業証書のもらい方はとても落ち着いています。また、マスクを外すタイミングや思い出のビデオを見るために、音を極力出さずに、椅子を回転させることも上手になりました。今日が卒業式でも大丈夫なくらい、しっかりとした練習ができました。

 2・3時間目は、通知表渡し。自分の順番を待つ間は、卒業アルバムを見ることにしました。目を皿のようにして、1ページ1ページをじっくり見つめる子供たち。「ここに写ってる!」「こんなことしたっけ?」「なつかしーい!」と、成績が気になりつつも、思い出を振り返る賑やかな時間となりました。

 そして、4時間目。突然、校内放送でオルゴールの音が。「うん?」と思っていると5年生の声。今までのような「6年生を送る会」ができなかった代わりに、全校児童からビデオメッセージが届きました。なんと、ひとりひとりに向けたメッセージで、子供たちは、本当に嬉しそうメッセージに見いりました。そして、ひとりひとり終わるごとに拍手がわき起こりました。最後は、全校児童からの生の拍手。各教室から拍手が沸き起こり、6年生も廊下に出て、手を振って拍手に答えました。胸が熱くなり、なんとも言えない温かい気持ちになりました。

 入学してから6年間、ひとりひとりの子供たちが様々な経験を積み重ね、実にたくましく成長してきました。大きくなりました。あらゆることを乗り越え、明日を迎えることは、これからの子供たちの自信に繋がっていくはずです。小さな努力や成長を認め、これからも一番の理解者として、子供たちの成長を楽しみながら、見守ってあげてください。縁あって担任をさせていただきましたが、至らなかった点が多々あったことと思います。いつも温かく見守ってくださり、本当にありがとうございました。

 6年前にお預かりした大切なお子様。明日、晴れやかに卒業です。