6年生メモリー②
忘れ物
忘れ物に気が付いて、焦った経験は誰しもあるもの。人間だから。だから、まずは、正直に「自分の言葉で伝えることが大事」と常々子供たちには話しています。なので、たいていは、「次に持ってきて。」という話で終わります。怒るのも怒られるのも、とても嫌な時間です。そうならないように、休み時間は、授業の用意をしてから遊びに行くことは、ルールの1つです。休み時間に言えば、騒がしい声にかき消されて、他の子の前で恥ずかしい思いをすることはありません。なのに、先日、図工で使う道具を忘れた子は、授業が始まってから言いに来て、しかも、2週続けて忘れるという残念な事態に。他の子がシーンとして作業する中で、注意を受けることになってしまいました。
そんな時、席に戻ったその子に、すっと近寄って話しかける子がいました。静かにそっと。自分の道具を貸してあげると話しかけていたのでした。忘れたその子は、友達に借りた道具で、作業を進めることができました。怒られている友達を見て、一緒に心を痛める子がいます。そして助けてあげる子がいます。自分にできることはないかと。優しい心が見えた出来事でした。
昼休み:3つのけん玉を貸し合って
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