8月11日、パピルス館で、越前和紙の卒業証書紙漉体験をしました。自分の漉いた和紙が3月には卒業証書となって手元に戻ってきます。世界に1枚しかない自分だけの卒業証書を作成するので、伝統工芸士の方の説明を聞く表情も真剣そのものです。

工芸士さんは、説明しながら簡単に作業をしていますが、実際にやってみると意外と重くて緊張します。変なところを触るとそのまま紙にあとが残ります。慎重に慎重に、心をこめてため漉きをしました。

そっと布の上にずれないようにおろし、体重をかけて水をきります。けたを上げるときれいに王子保小学校の校章と名前が浮き上がりました。ほっとしたのでしょうか、「あっ。」自然と声がもれました。透かしを確認して満足そうに、表情が和らぎました。

クラスごとの作業なので、空いている時間は卯立の工芸館を訪問して、和紙の原料のことや流し漉きの工法についてお話を聞きました。古民家の工芸館は広々としていて気持ちがよく、ついつい座敷で寝転がる児童もいました。

 

素敵な卒業証書に負けないように、自分自身も残りの半年で立派に成長することを誓ってパピルス館を後にしました。