高齢者になるとどんな体の不便さを感じるのかを疑似体験しました

 市の身体障がい者福祉相談員の方をお招きし、高齢者や障がい者の方についての話を聞いたり、高齢者の疑似体験をしたりして、福祉について学びました。腰をかがめた姿勢になる装具、おもり入りのベスト、足首・手首にもおもり、軍手、視野が狭くなる色つきのゴーグル、音を遮断するための耳当てなどを装着し、部屋を歩いたり、階段を上り下りしたりしてみました。サポートをする人は、ペアの人と一緒に行動をして、サポートの仕方を考えました。「重い!」「首が痛い!」など不都合な状態を経験できました。

 その後、ジッパー付きの袋を軍手をしたまま開閉したり、袋の中から指定された物を取り出したりしてみました。折り紙で作品を折ることにもチャレンジしました。器用に手先を動かすことができにくくなることがわかりました。

 学習を通して、高齢者や障がい者の方を見かけた時には「自分に協力できることはないか」と考える思いやりの気持ちが大切であることに気づきました。