9月29日(木)に、越前市の全4年生が交代で参加する事業である「市内施設巡り」に行ってきました。環境教育の一環として、ごみ問題、水の浄化、コウノトリが舞う里の勉強をしてきました。

 まず、エコクリーンセンターに行きました。そこは、令和3年1月に稼働したばかりの施設で、ごみがどう処理されるかについて丁寧に教えていただきました。ごみクレーンや焼却炉がガラス張りになっていて安全に見学できました。そこでは、どういったごみが施設に迷惑をかけているかが目で見てよくわかりました。ゴミの分別の大切さについて、直に見て考えることができました。

 次に、浄化センターに行きました。浄化センターは広大な施設で、人が使って汚した水を約12時間かけてきれいにし、日野川に放流しているところでした。それには、何兆匹ものバクテリアが活躍してくれていることが分かりました。雨水をためておく巨大な水槽もあって、雨が降っても施設がいっぱいにならないようになっていました。

 昼食の後、エコビレッジ交流センターに行きました。越前市はコウノトリが舞う里づくりを推進しています。越前市とコウノトリの関係は昭和30年に遡ります。古くから幸せを運ぶ鳥として親しまれてきたコウノトリですが、1971年に一度絶滅しました。外国からもらって兵庫県で飼育し、今では野生に返していく活動が行われています。そういった生物の絶滅の危機を招いたのは人間であることなどを話していただき、その後、実際にコウノトリを見に行きました。人工飼育は3羽、野生のコウノトリは2羽見ることができました。みんな、ポールの上にとまっている姿が作り物のように見えてそれが動いたときは感激の声を上げていました。

 1日にたくさんのことを学ぶことができました。得たことは新聞にまとめる予定です。