2年生は、国語の学習で「スーホの白い馬」を勉強しています。この話の舞台はモンゴルということで、モンゴル人のエンケザヤー先生に、モンゴルの文化や暮らしについてお話ししていただきました。

 まずは、モンゴル語についてです。「こんにちは」は「サイン・バイノー」というそうです。また、モンゴル語の「あじまの小学校」の字は、日本語と全然違っていて、子どもたちはびっくりしていました。

 

 モンゴルの小学校は、小学生から高校生までみんなが同じ校舎で勉強するそうです。人数が多すぎるため、午前の部、午後の部と分かれていること、給食がないこと、掃除の時間もなく、業者の人が掃除をすることなど、日本の学校生活と比べて、違いがたくさんありました。エンケザヤー先生は、日本の子どもたちが一生懸命自分たちの学校を掃除するのは、とてもすばらしいことだとおっしゃっていました。

 子どもたちが一番驚いていたのは、遊牧民の暮らしでした。遊牧民は3歳から馬に乗り、大人たちは自動車に乗るのと同じように、馬を利用するそうです。ゲルという伝統的な家も、教科書では挿絵の一部でしか出てきませんが、先生に組み立て方や中での快適な暮らし方を説明してもらい、みんな興味津々でした。また、「スーホの白い馬」で登場する馬頭琴の音色も、聞くことができました。

 

 民族衣装を着てみたり、羊のくるぶしの骨を触ったりと、さまざまな体験もさせてもらい、子どもたちから、「ふくが、とってもかわいい!」「家を作ったり、くずしたりできるなんてすごい。」「モンゴルのきれいな星空を見てみたい。」「モンゴルへ行って、馬に乗ってみたい。」などの声が聞けました。モンゴルの文化や暮らしについて、たくさん知ることができましたね。